交通事故にあわないために

交通事故にあうと色々面倒なことが起きます。
被害者になってしまうと、怪我をして入院させられたり、ひどい場合だと障害が残ってしまうこともありますし、また最悪の場合死亡してしまいます。加害者になれば、損害賠償をしなければいけなくなったり、行政処分や刑事罰の対象になって、その後の人生が苦しいものになります。交通事故はあわないに越したことはありません。交通事故は、ちょっとした工夫を行うことで未然に防止できるものです。

 

例えば、夜道を歩くときは明るい色の服を着用するだけで、交通事故にあう可能性はかなり減らせます。自動車を運転したことがある人は分かると思いますが、夜道を走っているとき、黒系の衣服を着用している歩行者というのは、なかなか気がつかないものです。

 

しかし白系などの明るい服を着ていれば、比較的気づきやすくなるので、事故にあう可能性はかなり低くできます。しかし、夜道を歩く場合は明るい色の服を着るだけでなく、できれば懐中電灯などを携帯して、自分の存在をアピールするのが望ましいです。また反射材のプリントしてある服を着るのも効果的です。夜道を歩く場合は、信号無視の車に注意することも必要です。もちろん昼間でも信号無視する人はいますが、夜の方が信号無視する人は多いです。とくに深夜で人通りが少なくなる時間帯だと、平気で信号無視する運転者がいます。信号が青だからといって、左右を確認しないで渡るのは危険です。

 

ちゃんと左右を確認して、近づいてくる車がないか確認してから渡りましょう。近年増えている交通事故の原因が、運転中にスマホをいじっていて前をよく見ていなかったというものです。スマホを見ながらは危険なので、絶対にしてはいけません。もし運転中に電話やメールが来たら、運転しながらチェックしてはいけません。ちゃんと停車してからスマホをいじるようにするべきです。

 

そもそも自動車を運転中にスマホをいじるのは道路交通法に違反する行為で取り締まりの対象になります。白バイ警察の方などは運転者の様子をけっこうよく見ています。スマホを見ながら運転していたりすると、白バイの人がいきなりサイレンを鳴らして追いかけてくることもありますから、運転中はスマホは使わないのが賢明です。

 

ハンズフリーで通話ができる機器が売られており、それを使えば大丈夫だと思っている人も多いですが、実際はハンズフリーの場合でも取り締まりを受ける可能性があります。とにかく車の運転中は、運転を妨げるような行為は一切しない方がよいです。

 

交通事故での怪我 診断書がないと人身事故扱いにならないのでしょうか?

 交通事故にあって怪我をしてしまった場合、病院で診療を受ける必要がありますが、このとき必ず診断書を作成してもらう必要があります。診断書とは、医師が患者の負った怪我の状態などを診断し記載した書類であり、この書類があることによって初めて怪我の原因が交通事故にあると証明できます。そのため診断書が警察に提出されなかった場合は人身事故ではなく物損事故として扱われてしまうので注意が必要です。

 

 人身でも物損でも事故であることに変わりはないと考える方もいるかもしれませんが、事故が物損事故として扱われてしまうと請求できる賠償金にも影響が出るため、被害者にとっては大きな損となってしまうのです。通院や怪我の治療などには多額の費用がかかることもあり、これらを自腹で払うことになるのは非常に負担となりますので、診断書は必ず作成してもらい、警察に提出するようにしましょう。

 

 注意したいのは事故にあってからできるだけ早く診断書を作成することです。ありがちなのは事故後は目立った怪我もないため病院へ行かなかったものの、しばらく経ってから症状が現れるケース。事故からあまりにも時間が経ってしまうと怪我と事故の因果関係が明らかでないと判断されかねません。交通事故にあったが特に怪我が見られないという場合でも、体の中はひどく傷ついている可能性があります。

 

 例えば脳出血であれば事故直後には痛みも出ず、外見上の変化も見られないことが多いですが、そのまま放置してしまうと取り返しのつかない事態を引き起こします。後々苦労することがないように、事故にあったら例え怪我や痛みがなくとも自己判断せず、きちんと医師の診療を受け診断書を発行してもらうのが肝心です。

 

 そして後遺障害が残った場合は後遺障害等級の認定を受ける必要があります。その際、後遺障害診断書という自賠責の特殊な診断書を主治医に作成してもらう必要があります。この診断書の内容が交通事故の損害賠償を決める重要なものとなります。経過診断書と呼ばれる通常の診断書も経過を知るのに重要ではあるのですが、後遺障害診断書はさらに重要と言っても過言ではありません。この後遺障害診断書は医師も書きたくない診断書です。なぜなら医師は治療をして治癒させるのが本来の仕事で後遺障害が残ってしまったということは直しきれなかったということでそれを証明するための診断書が後遺障害診断書だからです。しかし交通事故被害者にとっては後遺障害診断書はとても大事ですので、書き方などを後遺障害に詳しい交通事故弁護士に相談して聞くなどして不利のないようにしましょう。しかしあくまでも後遺障害診断書を書くのは医師ですので、医師との関係も良好に保っておきましょう。