安全に自動車を運転する為には、一人ひとりのドライバーが交通ルールやマナーを遵守し、十分な安全確認を行いながら走行することが大切ですが、自分自身だけでなく、周囲の車に配慮することも重要となります。年齢を重ねるごとに身体機能や反射神経が衰えてしまう為、高齢の方が運転する車に対しては特に安全に配慮することが必要不可欠です。

高齢運転者標識は、運転に必要な身体機能の衰えが懸念される、70歳以上のドライバーが運転していることを周囲に示す為の標識で、四葉のクローバーをモチーフに、4色に塗り分けられたデザインが特徴となっています。この高齢運転者標識を付けた車に対する配慮は、単純に交通マナーの問題であるというイメージも持たれがちですが、実はマナーではなく道路交通法によって車両を保護する義務があると定められています。この義務に違反してしまうと、危険であるのはもちろんのこと法律上の処罰の対象となってしまうので、高齢運転者標識を付けている車に対して、行ってはいけないことを把握しておくことが大切です。
具体的に、高齢運転者標識を付けている車にしてはいけない行為として挙げられるのが、幅寄せや割り込みなどのいわゆる煽り行為です。幅寄せや割り込みは事故やトラブルの原因となる危険行為なので、危険回避の為のやむを得ない場合を除き、いかなるドライバーに対しても行うべきではありませんが、高齢運転者標識を付けている車に対して行うと、初心運転者等保護義務違反に問われるので注意しましょう。
自分にとっては危険ではないと感じる行為であっても、高齢ドライバーにとっては重大な事故の原因となってしまうケースもあります。お互いの安全の為に、最大限の配慮をしましょう。